どうも〜月末は必ずと言ってもいいほど通信制限解除が待ち遠しい暇神<@sasehima>です。
先日このような動画を見つけました。
元のツイートは削除されてしまっていたのですが、以前にこの記事を書いたときに引用していた記録が残っていました。
そういや、大学辞めました😇
— りっくん|瞬間男子 (@rikkunblog) December 21, 2019
理由は「自腹で行ってみた結果、今の自分には必要なかった」って感じ。
もったいないという意見も理解しているのですが、別に今じゃなくてもいいなと。
必要になれば国公立受験します。
これからは1人のフリーランスとして頑張っていきますので、よろしくお願いします!
こんな動画、ツイートを見かけたのでこれに対する自分の意見を書いてみたいと思いました。
大卒のメリット
大卒の資格
どこの"大学"でも大卒は大卒
「大学を卒業するということ」は文字通り高卒から大卒になるわけです。
これは東京大学だろうが潰れかけのFラン大学でも同じです。
当然ですが、この段階で「学歴」という意味ではFラン大学でも同列になります。
海外で就労ビザを取りやすくなる
大卒と高卒で体感として違うのは「海外での仕事」を考えた時です。
日本国内での仕事、アルバイトを考えると日本人の私達にとっては大きな問題ではありません。しかし、「日本で働きたい外国人」からしたら話は逆です。
働き先の企業がスポンサーとなって就労ビザを申請し、許可が下りなければ日本で働くことはできません。
それと同様に、海外でも違法な労働を避けるために働く国に「就労ビザ」を申請する必要があります。
アメリカの場合はプロスポーツ選手やアーティストなどは学歴関係なくビザが通る場合もあります。しかし、一般の職業を考えるとどうも難しいようです。
詳しくはこちら(在日米国大使館・領事館のサイトに飛びます。)
今までの「学校」と比べて自由の幅が違う。
大学の授業の程度にもよるが、授業が実質遊びの場合もある。
大学の授業は高校のものと比べてピンキリが激しいです。
これは経験談になってしまいますが、すごく楽しい、興味深い内容の授業がある反面、学生がうるさすぎて動物園だったり、教授が何もせずに沈黙が続いたりする授業がバラバラに点在しています。
事前情報が得られれば良いのでが、コミュ障には難しいです。
情報が命なのは社会でも大学でも同じ。できるだけ自分に有効な情報を得たいところです。
簡単な大学でもちろん大変なこともある。
もちろんですが,客観的指標を用いる授業では教授の感覚だけではないため,難しい課題が出されたときは難しかったです。
特に,期限の日までにこの量をこなす,などのタイプは非常に苦手でした。(単純にやらないクズ)
一方で、レポートだったり、エッセイだったりは生徒に裁量が任されているので、期限直前まで頑張って書いちゃったりすることもありました。
「学校」とは違って自己責任感が強まる
「やらされる課題」とは逆に自分の好きなことにはとことん集中することができました。
特に教育関係に関心があったので,教職や貧困,海外の学校教育との比較について調べたりしました。
じゃあその知識でいくら稼げるの?と言われたら適切な返事をすることはできませんが、好きなことに没頭できるのはメリットであり、同時に稼げなければ意味がないのではないか?というデメリットでもあります。
大学を卒業した今でもどのようにして生計を立てようか真剣に悩んでいます(笑)
しかしいずれにしろ自己責任。
大学内で遊ぶのも学ぶのも、学生自身で選べるからこそ自己責任感が強まるのです。
結局大学で成長するも堕落するも自分次第
ということはつまり成長するも堕落するも自分次第というわけですね。
これは大学だけのメリットではありませんが,中学,高校に比べて自分を持つ時間が増えることを考えると,大学がその点においては一番メリットが大きいと言えるでしょう。
「学校」と比較して圧倒的に人脈が広がる
クラスの概念がほぼ無くなるので自分の積極性次第で顔が広がる
サークルや部活、バイト先やインターン先、インカレサークル先など、高校生の頃とは比較にならないほど人間関係の幅が広がります。
社長と知り合えたりする
そんな中で知り合いに社長が出来たりします。
以下は極端な例ですが、
私の知り合いでもフリーランスで働いている学生
学生時代のうちからNPO団体にインターンに行って自分の適性を探す学生
行動力が違うなぁ…という学生がいました。
中学時代の同級生がマルチ商法を始めたりする
これについては別記事で書きます。
大卒のデメリット
次は大卒メリットに対してデメリットです。
大卒には金がかかる
4年分(400万円以上かかる)
私が卒業した文系私大の場合は初年度の学費が1,316,816円が平均だ,と文部科学省が発表しています。
費用については国公立の大学はほぼ半額なので、費用面だけで考えると国公立以外に選択肢はありません。
でも私立高校も結構かかるんだよなぁ…
ただし給付型の奨学金がある大学もあったりする
こちらの大学の場合は入学時だけでなく、条件は簡単ではありませんが卒業時まで授業料が全額免除になったりします。
芸能人の武井壮は私立中学から私立大学までを全て学費免除にして卒業したという話をしていました。(ラジオを書き起こしたブログ記事に飛びます。)
このような場合だと競争率が低いわけではないのですが、学費0円に加えて支給される教科書代は学生の夢になりますね。
大卒の資格を得るまでに時間がかかる
日本の大学は原則飛び級を認めていないので「4年間」拘束される
日本には「高等学校卒業程度認定試験」があり、受験資格には満16歳以上と明記されているので制度上は16歳で高校卒業の資格を得ることができるわけです。
しかしじゃあ16歳で大学に入学できるの?と言われると、
平成31年のデータでもわずか7校の大学で、まだまだ飛び級が認められていないのが現状です。
また大学のへの飛び入学であれば、高等学校に2年以上在学した者(またはこれに準ずる者)なので、現実的に大学への入学すら難しく、さらに大学の授業の構成上、4年次にならなければ卒業要件の単位すら得られないという現状があります。
大卒が増えてきている
統計的に大卒の方が有利なのでみんな大学へ
こちらの統計によると大卒か高卒で平均年収は年間で110万円異なるようです。
単純計算ですが、大学を卒業して4年働けば十分に元が取れる良い投資と言えそうです。
そりゃあみんな良い投資を選びますよね。
しかし社会に大卒が溢れると考えると安心することはできないかもしれません。
旺文社が2018年に行った統計では高校生の54.8%が大学に入学した、とのことです。
このまま大学入学率が増えていけば、大卒だけで考えれば大卒の供給量ばかりが増えてしまい、大卒の人間が溢れかえってしまいますね。
最低で院卒なんていう時代も来るかも…(もう来てるかもしれません)
結論
最後は自分次第(丸投げ)
高卒,専門,大卒いずれを選んでも最後は自分次第
私が住んでいる東京の場合は99%以上の中学生が高校に進学しています。
義務教育でないにも関わらず、信じられない数の中学生が高校に進学します。
この場合だと「周りと同じ」だから高校に行くのかもしれません。
このまま大学入学率が伸びていくとした場合、「周りと同じ」だから大学に行くのでしょうか?
大卒の方が「統計上安全な投資だから」と言っても、最後に決めるのは自分です。
ただ「一般的に有利」なのは大卒なことは違いない
以上の理由から「一般的に」大卒の方が有利ということが分かりました。
「リスクを取る」という考えからすると、大卒か高卒か、この2つは非常に大きな違いがあります。
しかし動画のりっくんのように何か技術があったり、学びたいことが大学になかった場合は、違う選択肢を選ばなければならないのかもしれません。
という私もまだ大学生なわけですが、私は大学に入って良かったと思っています。
※大学は卒業しましたが、今でも大学に入って良かったと思っています。何なら他の大学に通い直したいです!
ただ、りっくんや私のように「就活をしない」という周りと違う選択肢を選ぶのは、小さいですが勇気のいることです。
ではまた次回に。